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<作者より>
MRIの長いトンネルを抜けたら/私は十七歳の君になっていた(『あの日のバカ』)。
夕日は/沈んでばかりいないで/いつか/本当に赤くなれ(『夕日はいつか赤くなれ』)。
幸せは/拳銃/ジョン・レノンの声が/空を掻き回していた(『夜が明けるときいちにちは
終わる』)。
見たこともない青空が家の庭に落ちていた(『見たこともない青空』)。
少年のぼくが/私の胸を叩き始めた/どうしてもやりたいことがあるんだ(『少年』)
江戸時代ならとっくに死んでいたに違いない歳になって、詩人は「現代詩」の殻を破ろうと
決意した。前代未聞の詩集。
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サイズ:A5判
ページ数:134
ISBN:978-4-8120-2891-9 C0092